共有していないのに競合コピーが生まれる

tsu105 さん、こんにちは！

競合コピーが作成される根本的な原因を絞り込むのは困難で、競合コピーが作成されてしまう原因はさまざまです。

こちらでご紹介するケース以外にも原因が考えられるということ、およびDropbox アプリケーションの管理が及ばない外部要素が原因で競合コピーが作成されてしまうこともあるという点をご了承ください。

【ファイルを監視するウイルス対策ソフト、バックアップ用ソフト、サードパーティ製のアプリケーション】

これらのプログラムがファイルにロックをかけたり、ファイルのスキャン、バックアップ、監視中にブロックすることがよくあります。こうした状況でユーザーがロックされているファイルに変更を加えようとすると、競合コピーが作成されることがあります。Dropbox を監視対象やホワイトリストから除外するようプログラムを設定することもできますが、この設定はユーザーごと、パソコンごとの設定となり、Dropbox のサポートの対象外ですのでご了承ください。

【オフラインでの編集やインターネット接続の問題】

インターネットに接続していない状態でファイルを開いて作業をしたときに、他のユーザーやパソコン（ホスト）でも同じファイルに編集を加えると、オフライン状態だったホストがオンラインに戻ったときに競合コピーが作成されることがあります。これはオフライン状態で複数のホストが同じファイル上で操作を行ったために起きる現象です。Dropbox が編集内容を統合することはできないため、競合コピーを作成することで同じファイル上の変更内容を上書きしてしまうことを防いでいます。インターネットの接続の問題でも同じことが起きます。

【アプリケーションやファイルが開いたまま】

ファイルを開いたままにしたり、ファイルの編集に使用したアプリケーションを完全に終了しないままにしたりすることがよくあります。このような状況で開いたままになっているファイルに他のホストからアクセスすると、競合コピーが作成されることがあります。

【ローカルの共有プロパティ、フォルダのリダイレクト、シンボリック リンク、権限の設定ミス】

ファイルやフォルダの設定により、オペレーティング システムが割り当てたデフォルトの権限が変更される場合（LAN を経由してローカルでコンテンツを共有する、Dropbox フォルダ内でコンテンツにシンボリック リンクを割り当てるなど）、編集内容を適用できないために競合コピーが作成されることがあります。

前述したように、競合コピーが作成されるすべての要因を Dropbox デスクトップ アプリケーションで管理することはできません。また、競合コピーの作成は、現時点ではファイルへの編集内容を紛失しないための有効な方法です。こうした動作によりご不便をおかけすることがありますが、お客様のデータを安全に保管するための措置であることを何卒ご理解ください。どの変更内容が最新か不明な場合、Dropbox が既存のデータを上書きすることはありませんのでご安心ください。